規矩士がすみこに出した「ベルリン便り」に車の運転のことが書いてある。ポツダムからベルリンまで車を飛ばした話である。
すみこによれば、規矩士は「ドライブの趣味」があったそうである。残る写真。
「カーウォッシングは妻に命ず」らしい。洗車はすみこにやらせたのか?(女中さんがやったんではないのかなあ?微笑)
そしてもう一つが16ミリフィルムの撮影。規矩士が撮影したと思われるいくつかのフィルムが残されていて、親族がテレシネをしてYouTubeアップをしてくださっている。
あの世田谷区東玉川の家を建てる。
(このフィルムは清水建設に寄贈したとのことです)
規矩士は家が建つのがとても楽しみであったと思う。その感動を丁寧にフィルムに収めている。
もう一つは「黒澤家の記録」と題名がついているが、残されていたフィルムをまとめたものである。
詳細はわからない。
しかし規矩士の家での様子などが写っている。
Scene1は誰かの葬式。宮づくりの霊柩車が写っている。
Scene2は規矩士とすみこの家。規矩士の母が写っている。そしてピアノを弾くすみこも。うちわであおいで歩く規矩士。庭でお辞儀をするすみこ。体操をする規矩士。Scene3は黒澤貞次郎の工場「黒澤村」だそうである。活字を組んでいるので、何かの印刷工場でもあるようだ。5分40秒から突然規矩士すみこの家になる。田園調布が田園であったころ。6分17秒ほど、すみこと生徒が何かを飲んでいる。夏の暑い日の一コマかもしれない。
Scene4の詳細はわからない。
Scene5は東海道本線に乗ってどこかへ出かけている。大井川陸橋を超えている。舟遊びをしている所は浜名湖?そして9分あたりに大塚淳?と思われる人物が写っている?何故浜松に行ったのか?何かの演奏旅行?それとも浜松の楽器メーカーの工場見学?どちらにしてもこの映像が浜松であれば、規矩士の父の故郷かもしれない。
(何か情報があればお寄せください)