おたまじゃくしの池のある庭は大きかった。すみれ教室全盛期には、レッスンの後、こうやって遊んだものである。
この写真の左側に和室の縁側が見える。
庭に佇むすみこ
家の前にはモクレンの木があって、4月1日の例会の日にはいつも満開で綺麗であったそうです。1976(昭和51)年
庭から建物を写す
西側から家を見る。2003年9月
北側の入口より家を見る。右側に移築した和室(ドレミルーム)が見える。2020年9月
規矩士が撮影した「ステキなおうちが出来るまで」
待望の自宅が出来るまでの感動が丁寧に撮影されている。
「黒澤家の記録」という題名ですが、規矩士が写したフィルムである。この中のScene2の3分以降、Scene3の5分37秒以降、「規矩士すみこのステキなおうち」の様子が写っている。体操をする規矩士、庭に椅子を持ち出して座るすみこと規矩士の母ゑい。夏の暑い日にすみこと生徒さんが何か冷たいものを飲む。すみこの
「冷たいものを飲むと胸がすうーっとするわね」という声が聞こえてきそうである。
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上記のフィルムから家の部分をスクリーンショットしてみました。1934年(昭和9年)、この辺りはまだ家もまばらで郊外でした。本当に「田園」調布でした。このような郊外に家を建築したということは、やはり郊外を好んだと伝えられる規矩士の意向もあったと思う。