(2024年4月26日投稿)
2020年8月、田中邸が取り壊される時に、建物の窓枠が美術家の鈴木のぞみ様の元に渡りました。この窓を使った作品のお披露目は2022年7月から10月まで、川越のギャラリーカフェNANAWATAでありました。
この度、公益財団法人 窓研究所 という団体のウェブサイトのコラムに鈴木様が一文を寄せられました。ご紹介します。
鈴木様が
「何故古民家の窓枠で作品を制作するのか?」
「窓枠にどのようにして『窓が持つ記憶』を定着させるのか?」
そして
「具体的にどのようにして作品を制作しているのか?」
ということを書いていらっしゃいます。
コラムの中で取り上げていらっしゃる「窓を使った作品」は田中邸のものではありませんが、鈴木様がどのようにあの「田中邸の窓」を作品にされたのかが垣間見えるコラムとなっています。
どうぞご覧になっていただけたらと思います。
中の人自身は読ませていただいて、
「こういう風にお考えになって、あの田中邸の窓も作品になったんだ」と心に響きました。
あの2022年10月、作品を見た「あの家とあの窓を知っている人」は、まさに「記憶が呼び起こされる」という体験をすることが出来ました。これが美術作品の凄さなんですね。